盆踊りは何月に多いのか
盆踊りの開催日を全部集めて、月・旬・曜日で数えました。お盆の期間そのものに開く盆踊りは、思っていたよりずっと少数です。
盆踊りは八月のお盆にやるもの、という感覚があります。 掲載中の盆踊り715件、開催日にして1,173日分を数えてみると、 実際の分布はその感覚とだいぶずれていました。
7月と8月で、ほぼ半々
7月と8月でほぼ拮抗しています。9月以降に散らばるものもありますが、 合わせても全体のごく一部です。 盆踊りは「夏の二か月に押し込まれた行事」だと言ってよさそうです。
山は7月下旬と8月上旬
もう少し細かく、上旬・中旬・下旬に割ります。
山は7月下旬と8月上旬で、その谷間にあたる8月中旬が明確に落ち込みます。 8月中旬はお盆の期間そのものです。お盆に盆踊りが減る、という妙なかたちになっています。
お盆の期間に開く盆踊りは、思ったより少ない
8月13日から16日にかかる盆踊りを数えると、35件でした。 掲載中の盆踊り715件のうち4.9%です。 開催日で数えても48日分、全体の4.1%にとどまります。
実際に多いのはこの日でした。上位8日を並べます。
| 日付 | 開催件数 |
|---|---|
| 7月25日 | 143 |
| 7月18日 | 106 |
| 8月1日 | 94 |
| 7月19日 | 84 |
| 7月26日 | 75 |
| 8月22日 | 70 |
| 8月8日 | 58 |
| 8月2日 | 49 |
並んでいるのはお盆の前後の土日です。理由は曜日の分布を見ると分かります。
半分が土曜日
土日どちらかを含む盆踊りは647件、90.5%にのぼります。 町内会や自治会が開く盆踊りは、準備も当日の運営も住民の手で回すものです。 平日にはやれないので、お盆の日付そのものより、直前直後の土日に寄る。 月別の谷間はこれで説明できます。
ここで数えたのは当サイトに掲載できた盆踊りだけです。 お盆の当日にひっそり開かれる小さな踊りは、そもそも告知が出ないので拾えていない可能性があります。 「お盆当日は少ない」ではなく「お盆当日に告知が出るものは少ない」と読むのが安全です。
地域によってずれる
掲載件数の多い地域について、開催日が7月に寄るか8月に寄るかを出しました。
| 地域 | 盆踊り | 7月 | 8月 |
|---|---|---|---|
| 千葉県 | 60件 | 58.5% | 40.4% |
| 東京都 | 434件 | 52.4% | 43.5% |
| 神奈川県 | 98件 | 50.7% | 46.0% |
| 大阪府 | 40件 | 35.7% | 62.5% |
| 愛知県 | 18件 | 33.3% | 54.2% |
| 北海道 | 9件 | 9.1% | 90.9% |
首都圏は7月に寄り、西へ行くと8月に寄ります。 旧暦のお盆を7月に読むか8月に読むかの違いが、そのまま残っていると考えるのが自然ですが、 当サイトのデータだけでそう断定はできません。掲載件数の地域差が効いている可能性があるからです。 傾向として見てください。
なお沖縄県には24件を掲載していますが、盆踊りとして分類したものは0件です。 沖縄の盆の行事はエイサーの形で行われ、掲載しているものも夏祭りや花火大会として告知されています。 「沖縄に盆踊りが無い」のではなく、当サイトの分類では盆踊りの欄に入ってこないということです。
予定を立てるときに
- 7月下旬と8月上旬の土曜日を空けておくと、いちばん多くの選択肢に当たります
- お盆の帰省中に近所の盆踊りを、と考えているなら早めに調べてください。件数が落ちる時期です
- 同じ土曜に何十件も重なります。どの日が混むかは祭りが重なる日、空いている週末にまとめました
- 開始時刻の傾向ははじめての盆踊り・縁日の歩き方で扱っています
この記事の数字は、お祭りマップに掲載している 4,969 件の祭りのデータをページの生成時に集計したものです(2026年8月時点)。 掲載件数が増えれば数字も動きます。集計に使ったのは各祭りの 出典つきの掲載データだけで、外部の統計は使っていません。
ほかの読みもの
- 神社の例祭日はどう決まっているのか 例祭日の決まりを持つ神社のデータから、「毎年10月第1日曜」「9月15日に近い日曜日」「初午」といった型がそれぞれ何社あるのかを数えました。
- 花火大会の有料席は、いくらぐらいなのか 掲載中の花火大会の有料観覧席を一件ずつ調べた結果です。席の値段の帯、全席有料の大会、施設の入場料が別にかかる会場を、実際の記載から集計しました。
- 祭りが重なる日、空いている週末 同じ日・同じ市区町村に何件の祭りが集まるかを数えました。夏の土曜は極端に偏っていて、はしごできる日とそうでない日がはっきり分かれます。